簡易的なトリマーテーブルを作りました。
(できる範囲で)平面度が確保できる板を用意します。
▲↑▲ 裏面に補強をいれて 板の反りを抑制します。
▲↑▲ トリマーのベースプレートが収まるような凹みを トリマーで掘りこみます。
ベースアッセンブリの取りつけ部分だけ テーブル天板の板厚を薄くすることで、トリマーの刃物有効長(切削深さ)を確保します。
トリマーテーブルを作る 自作
ある程度の広さの板に 裏側からベースアッセンブリを取り付けることで 簡易的なトリマーテーブルが完成します。
▲↑▲ ベースアッセンブリは ネジ(ビス)で固定します。
トリマーを手持ちで使いたいときに ベースアッセンブリの付け外しが面倒なので、トリマーテーブル専用に ベースアッセンブリを追加購入しました。
▲↑▲(トリマーテーブルの)裏側から取り付けたベースアッセンブリの トリマーテーブル天板に対する傾きを調整します。トリマーのビットが トリマーテーブルの天板から垂直に飛び出るように調整します。
▲↑▲ 直線定規(L字のアルミ材など)を組み合わせることで 即席のトリマーテーブルとして機能します。
この状態の自作トリマーテーブルを使って フェンス(直線定規)になる材料を加工します。
(自作した治具を使って さらに使い勝手に優れる治具を作る瞬間が とってもワクワクします。)
トリマーテーブルのフェンスを作る 自作
屋外放置で乾燥がすすんだ(と思われる)板を使います。
▲↑▲ このように 組み合わせ面の段付き加工を切削します。
▲↑▲ たったこれだけの加工で「トリマーテーブルすげー」と ホクホクしました。短時間で高精度に切削できます。
▲↑▲ フェンス(直線ガイド)の固定は ボルトとナットで 片側だけを固定しました。ボルトを中心軸に 弧を描くようにフェンスの位置が変化します。
この構造は レバー比の効果(てこの原理)を生み出すので、切削量の微調整が可能です。
(フェンスの固定軸から反対側のフェンスの端までの距離と フェンスの固定軸から切削位置までの距離 の差)回転半径の差を利用することで、フェンスの端を動かした量に対する 切削位置のフェンス移動量が小さくなります。
▲↑▲ 刃物(トリマービット)と接触する部位のフェンスを切り欠きます。
▲↑▲ 2枚の板を組み合わせたL字状態では強度不足を感じたので、フェンスが傾かないように補強を加えました。
▲↑▲ こんな感じに 簡易的なトリマーテーブルが完成しました。
ふむ。
自作トリマーテーブルで アリ溝を加工する
試しに あり溝(アリ溝?)加工を切削してみます。
アリ継ぎ(Sliding dovetail joints)と呼ばれる組み合わせです。
▲↑▲ 14度に角度がついた 台形のトリマービットを使います。
オフの店(株式会社 オフ・コーポレイション Off Corporation Inc.)が販売しているKERVというブランド?の ダブテールビットを使いました。刃物角度14度 刃物径12.7mmを選びました。
まだ数回しか切削していませんが、よく切れる刃物(ビット)で調子がいいです。
▲↑▲ フェンスに対して目印をつけながら フェンスの位置を移動することで、加工量の微調整が可能です。
接着剤が不要なくらいの隙間関係に 凸と凹を調整することができました。
自分で作って自分をほめる(自画自賛)のも なんなんですが、ニンマリするくらい上手にアリ継ぎの加工ができました。
うひょ。
トリマーテーブルを使うことで 切削量の微調整が 非常に短時間で可能です。隙間(はめあいと呼ばれる)の調整がとても簡単でした。
カミヤ先生の馬(作業台)を作りました ⇒ カミヤ式のウマを作りました カミヤ先生の馬