算数と数学と高校受験 平塚市の個別指導塾

算数教室の 先生(おじさん)の日常

繰り上がりのない足し算の 伝え方 教え方

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3+5=8

分かってしまうと当然(当たり前?)になってしまう 繰り上がりの「ない」足し算を どうやって伝えるのか というお話です。

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小学校1年生2年生 もしくは3年生4年生くらいまでのお客様(お子様)に、大人にとっては なんてことはない 繰りあがりのない足し算を どうやって伝えるのか(教えるのか)という お話 教え方 考え方。

繰りあがりのない 足し算の 教え方 伝え方

大人(分かってしまった人)にとっては当たり前 当然のことほど、伝えるのは 難しい。

3+5=8

サン たす ゴ が ハチ になるのはなぜか?

それは、先人が 数の 大きさの順番(ルール)を 決めたからです(夢のない答えで申し訳ない)

ちょっとだけロマン?がある話をすると、今から6000年くらい前に エジプトで栄えた文明で 10進法が利用されるようになったと、研究されています。(時間でおなじみの60進法が使われていた古代文明も 多くあったらしい)

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冗談のように思われるかもしれませんが、ミミズが はっているような線の集まりが、古代のエジプト文明で 使われていた数字です(正確には ちょっと形が違いますが)

モノの「数」を数えるときに、(1の次は2)(2の次は3)(3の次は4)といった具合に、文字の形を変化させ、大きさの順番を決めることで、「数字」という概念(仕組み)が 広く一般的に使われるようになりました。

繰り上がりのない足し算 小学生

エジプト文明の数字は、日本の学校で習う数字と違って、モノの数を 直感的に理解しやすい形に見えます。ミミズのような線の本数が、直接的に 数の大きさを表していますので。

その代わり、数が大きくなると 書く時間が多く必要になります。ちょんちょん ちょんちょん たくさん線を書かなきゃいけないからね。

数字とは、数が1つずつ増えていくにしたがって 規則的に 種類が変化する「文字」のことです。1の次は2、2の次は3のように。

繰り上がりのない足し算を 伝える(教える)ということは、数が(1つずつではなくて)いっきに3つとか 5つとか 増えた場合に、どんな文字に変化するのかを 知ってもらうこと でも あります。

数字の(大きさの)順番を しっかりと 覚えてもらうこと でしょうか。

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ちょんちょんと ミミズを書いて 数えていけば

2+3=5

だってことが、直感的に 目で見ても 分かりやすくなります。

「5」や「7」などの 日本の小学校で習う数字(文字)は、モノが何個ある状態なのかが 直感的に 分かりにくいです。

ちょんちょん ちょんちょん ミミズで表した「モノが何個ある状態なのか」という図の横に、「5」や「7」などの数字もあわせて書くようにすると、状況が分かりやすくなります。

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絵を描きながら、モノの数と 数字(文字)の「形」を覚えてもらうのも、楽しい時間です(お絵描きは 大人になっても楽しい)

さて。

繰り上がりのない足し算 と暗記

ここでひとつ 考えてほしいことがあります。

55+33=88と すぐできるけど 55+38=?になった瞬間に、ちょっと時間がかかってしまう理由はなんでしょうか。

その1つは 5+3=8 という答えは 無意識に覚えているけれど、5+8=13 という答えを きちっと無意識に覚えている人は 少ないから です。

同様に 5+3+1=9 も無意識に覚えている人は 少ないはずです。

何が伝えたいのかというと、繰り上がりのない足し算というのは、ある程度の大人 もしくは 学習の進んだ人になると 無意識に答えを覚えているもの なんです。

なので 少しずつでも構いませんので かけ算の九九のように 暗記することを心がけると 、計算が速くなっていきます。ぬーん

繰りあがりのない足し算 算数の話

ここまでお読みいただき ありがとうございます。このページも ちょっとだけ大人向けに なってしまいました。

繰りあがりのない足し算で つまずいてしまっているお子様に対して、どのように伝えればいいのか 迷っている人に向けて。何かきっかけになれれば それだけでうれしいです。

教育論(教え方に関する議論)は、(どうやら)世の中にたくさん存在します(しているようです)。あれが良くて これは良くない、といった議論になっていることも多いのが 現状です。

僕は、自分の中で知りうる限り なるべく多くの伝え方を試みて、お客様(お子様)が 最も納得できそうな角度から じっくりと ゆっくりと 解説するように努めています。

そういう意味で、考え方のひとつとして 引き出しの中に加えていただけると うれしいです。

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繰りあがりのない足し算について、長々と語ってみました。少しでもお役に立てれば幸いです。