脱衣所に タオル収納の棚を作る DIY 前編

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脱衣所に タオルが(タオルも?)収納できる棚を DIYで作ります。

おとーと(弟)が おうちを建てまして(祝!)、脱衣所というか 洗面所というか お風呂場の前の空間に タオルを収納する棚が 欲しいそうで、DIYで作ります。

脱衣所に タオル収納棚を作る DIY

収納棚の設置場所を よーく観察して 採寸します。

電気のスイッチがあったり

(柱を壁にぴったり寄せると 邪魔になりそうな)巾木(はばき)のようなものが あったりするので、周囲の状況を 注意深く観察して 採寸します。

収納棚の 設計図を描く

弟の奥様に 設計図を描いてもらいました。

これをもとに 柱や棚板は 2×6(ツーバイシックス材)を使うことに決めました。ちょうどよい長さのアイアンバーは見つからなかったので、木の丸棒を組みこむことにします。

▲↑▲ このように 直径15mmの 木の丸棒を 組みこみました。

つっぱり棒のようになる部分は、ラブリコの2×4アジャスターと 同じような機能のものを自作しました。

棚の材料 ツーバイシックス(2×6材)を買う

近所のホームセンターで 長さ8フィートの2×6材を 購入します。

一般的な家屋の 床から天井までの高さは 約240cmです。240cmに対して つっぱり棒の構造で柱を立てたいので、長さが約8ft(約244cm)の材料を 選びました。

反りや曲がり、ねじれの少ない木材を選びました。

木材の 節を処理して 鉋をかける

木材に鉋(かんな)をかけて 表面を整えます。

▲↑▲ 鉋(かんな)をかける前に、大きな節を処理します。節の周りを トリマーを使って 掘りこみます。(同じ形に切削できるようなテンプレートを使いつつ 深さ約2mm程度に凹ませる)

あらかじめ 節を処理することで 鉋の刃が 硬い節に引っかからず 鉋が かけやすくなります。また、時間が経って 木の乾燥が進んだときに 節の周りの凸凹が目立ちにくくなります。

▲↑▲ 節や割れも 時間が経てば なんとなく かっこよく 見えてくる(はずです。)

▲↑▲ ツーバイ材に特有の 角のR処理を 切り落とします。約240cmに対応する定規は持っていないので、糸を張って 直線を出します。

▲↑▲ 好みで 角度を少しつけました。

丸のこを走らせる定規の場所を 少しずつ移動させながら、慎重に切断しました。

棚となる板を 必要な寸法に切り出します。

▲↑▲ そのままだと 反りが出ているので

▲↑▲ このように定規を2本使って ねじれの状態を確認しつつ、ねじれと 反りを 鉋を使って 削り落とします。

▲↑▲ 材料を重ねたときに カタカタせず ぴたっと重なるようになりました。材料と材料の間に 隙間ができません。

▲↑▲ 柱に対して 大入れ継ぎ(溝を掘って 挿しこむ)で 棚板を組むので、そのすき間が均一になるように 棚板の反りを 事前に落とす必要があります。

大入れ継ぎの溝を掘る

柱に棚板を挿しこんで 固定するための 溝を作ります。

一般的に 大入れ継ぎ(おおいれつぎ)と呼ばれる方法で 棚板を固定します。(正しくは 柱に対する棚板の場所を固定する。締結には ビスを使います。)

▲↑▲ 柱に対して すき間なく ピタッと 棚板をおさめるためには、溝の幅が 棚板の幅と ほぼ同じである必要があります。このように ノコギリを動かすための定規(ガイド)を作って、ガイドに こすりつけるようなイメージで ノコギリを動かします。

▲↑▲ このように 実際に取りつける棚板を はさみこみつつ ガイドの位置を固定します。その状態で のこぎりを使って 外側の切りこみを入れていきます。

▲↑▲ 溝の外側の切りこみを入れる作業が、溝掘りの中で 最も気をつかう工程になります。

▲↑▲ 丸のこを使って ザックリと 切りこみを入れます。

▲↑▲ トリマーを使って 溝の深さを整えます。

このような作業によって、幅が正確で 深さも均一な溝が 掘れます。

何回か練習して ちょっとしたコツさえつかめば、溝を掘って ピタッと隙間なく 棚板を入れられるようになります。

大工さんや 家具職人さん(っぽい人?)が 解説しているYoutubeや Blogを よみ見て よく読んで 勉強しました。

このような組み手や継ぎ手が 隙間なく ピッと組めるかどうかは、材料表面を 平面に近く加工できるかどうかで決まるように思います。

材料表面を 均一な平面に削ることができる鉋(かんな)は 偉大です。

ちょっと疲れたので 海を見に行きました。

冬は 夏に比べて水蒸気量が少ないため、遠くまで キリッと 見通しがよいです。

アジト(おうち)に戻って もうちょい がんばります。

というわけで、脱衣所のタオルが収納される棚を 仮組してみました。

中段の棚が ほんの少し(0.5mm以下)だけ短くなるように 棚板の長さを修正しました。全体的には イイ感じです。

棚板を固定するための穴を開ける

棚板を固定するための 下穴を開けます。

ぎゅいーーぃん。ボール盤も 偉大です。

▲↑▲ 棚板には このような治具(ボール盤で垂直な穴を開けた板)を使って なるべく垂直な穴をあけました。

何回か練習してコツをつかむことで、所望する位置に 所望する精度の下穴を 開けられるようになります。

部屋の中で仮組みをする

全体の形が ある程度 見えてきたので、部屋の中で仮組みをします。

床から天井までの高さが 約240cmに対して、柱の長さを約235cmとしました。残りの5cm分を使って つっぱり部分を工作します。

イイ感じです。柱と棚板の目途が立ったので、次は タオルが落ちてこないような 柵を 木の丸棒を使って作ります。

続きです ⇒ 洗面所に 収納棚を作る DIY 後編