エッセのアイドルアップレジスタを作ります

ダイハツ エッセくん DBA-L235Sの アイドルアップレジスタを作ります。

みんカラの記事を すみからすみまで読みあさって 先人達の足跡を たどりました。ありがとうございます。

ダイハツ純正品番 88618-87501-000:50rpm up:10kΩ

ダイハツ純正品番 88618-87502-000:100rpm up:5.6kΩ

モノタロウを調べても 検索にヒットしない(2022年)ので 自作します。

エッセのアイドルアップレジスタを作る

アイドルアップレジスタ(Idle Up Resistor)という名称からも分かるように、中身は ただの抵抗です。

5線のカラーコード(緑 青 黒 茶 茶)より(5 6 0 10 1)と読み 5600Ω 許容差1%の抵抗です。

抵抗の容量をどの程度確保すればいいのか迷いまして(ECUの信号が12Vなのか5V分からず 12.3V = 0.0022A × 5600Ω なので 0.0022A流れても 12.3V × 0.0022A = 0.027W と計算して)ひとまず 1Wを選択しました。

KOA株式会社 品番 MOS1CT52A5601F 10個入り 税別 319円

カプラーには、えーもん(エーモン工業株式会社)の 250型 2極(ようするに2線) 汎用のカプラーを使いました。

製品コード 2974 カプラー2極(ロック付・250型)3セット入り 税別529円

250型のカプラーを使うことで、エッセの純正ECUにカプラーオンで 接続することができます。

▲↑▲ このように 適当な電線に 抵抗を ハンダで つけます。

▲↑▲ 抵抗の両端を 電線につなぎます。

▲↑▲ 熱収縮チューブを使って 保護しつつ、カプラーの端子と接続します。

アイドルアップレジスターを接続する

エッセくんの 助手席の足元に もぐって アイドルアップレジスターを接続します。

▲↑▲ 助手席 足元の 左下を ごそごそします。

▲↑▲ この青色のカプラーに 自作したアイドルアップレジスターを 接続します。

▲↑▲ 電線が 局部的に折れ曲がらないように 注意して 収めます。

これで完成です。

僕のエッセくんには タコメーターがついていないので、実際にどれくらい回転数があがったのか 数値で確認ができません。

(5.6kΩの抵抗を接続したので メーカーの公表値では アイドル回転数が100rpm高くなったはずです。)

これにより、ガクブル現象の発生頻度は 確実に低くなりました。やっほい!

エッセのガクブル現象について

ここから先は(先も)素人による 素人なりの うだうだです。クルマノコト ヨクワカラナーイ。

うちのエッセくんは 平成19年式(2007年7月登録)型式は DBA-L235S(FF前輪駆動)5速MT、購入時の走行距離は 94144kmです。

夜の運転で ヘッドライトを点灯し ウィンカーを点滅させ ブレーキを踏みつつ(ブレーキランプを点灯)クラッチをきって エンジン回転がアイドリング付近まで落ちこむと ガクブルする感じの症状でした。

ヘッドライト、ウィンカー、ブレーキランプなどを点灯し 電力消費量が多くなったときに、アイドリング付近のエンジン回転数では オルタネーターによる発電量が 足りなくなって、なぜかガクブルするという、そういう不具合だと 思っています。

オルタネーターによる発電量が足りなくなったときに その不足分は バッテリーから補われるような気もするのですが、エッセは充電制御車であることもあって その詳しい仕組みは ブラックボックスです。

エアコン作動によるアイドルアップ状態のときは ガクブル現象が発生しにくいこと。

ウィンカーや ブレーキランプを消灯すると ガクブルがおさまること。その反対に ヘッドライト点灯や パワーウィンドウの操作など 電力消費量を増やすと ガクブルを意図的に発生させることができること。

上記のような症状からも、アイドルアップレジスタによって アイドル回転数を 高く調整して オルタネーターによる発電量を増大させることが ガクブル現象に対して有効な対策になっていると考えました。

ハイオクを飲ませる

僕の所有する個体だけかもしれませんが、ハイオクを入れると ガクブルが発生しにくくなります。

このエッセは 納車されてから まだ3か月くらいしか経っていません(2022年6月19日納車)。

納車された直後の数回は 燃料流路の洗浄効果を期待して ハイオクを入れていました。ハイオクを入れていた頃は、アイドルアップレジスターを取りつけなくても、ガクブルとは無縁でした。

(なので その頃は 当たりの個体を手に入れた思って ぬか喜び状態でした)

レギュラーガソリンを入れると どんなもんかと、レギュラーガソリンを入れるようになってすぐに ガクブル現象が 発生しました。ぬーん。

というわけで、手っ取り早くガクブルから おさらばしたいのならば、燃料タンクが 空っぽに近づくまで レギュラーガソリンを消費してから、だまされたと思ってハイオクを投入することをおすすめします。

(なぜ ハイオクを入れると ガクブルが起きにくくなるのか、理由はさっぱり分かりません。クルマノコト サッパリ ワカリマセン)

さて。

そのあとも ちょこちょこと 納車後の整備を進める中で、アイドリング時に 電装負荷をかけたときの エンジンの ぶるぶる感が、プラグ交換で 大きく 改善することが 分かりました。

プラグを交換します

(不思議なことに)プラグを交換することで、アイドリング回転数における 電力消費量増大時の エンジン振動(ぶるぶるする感じ)が 大幅に軽減しました。

あくまでも ぶるぶるする感じが 軽減されただけで、プラグ交換だけで ガクブル現象が起こらなくなるかどうかは 検証していません。

日本特殊陶業株式会社 標準プラグ 品番 LKR6C 税込み 944円

(ダイハツ純正品番:90048-51211)

▲↑▲ 交換前のプラグの状態は こんな感じでした。クランクプーリー側から 1気筒目。

▲↑▲ クランクプーリー側から2気筒目。

▲↑▲ クランクプーリー側から3気筒目。3気筒目だけ プラグの ネジ先端部分に オイルらしき液体の付着がありました。ぬーん。

(そのうち カムカバー の ガスケット的な パッキンを 交換しよう。)

プラグの状態の 善し悪しの判断は 人それぞれ異なると思いますが、まぁまぁこんなもんです。

このような状態から 新品プラグに交換することで、エンジンの振動感(ぶるぶる感)が 大幅に軽減しました。

今までも 何台か プラグ交換の経験がありますが、交換の前後で 変化を しっかりと感じたことは 初めての経験でした。

そうなると?もしかして?同じ点火系部品であるイグニッションコイルを交換することで、より滑らかなエンジンフィールになることを期待して、イグニッションコイルも ポチリました。

イグニッションコイルを交換する

結果から先に述べると、イグニッションコイルを交換した結果、エンジンの ぶるぶる感は 増大しました。(なんでだろう。)

日本特殊陶業株式会社 イグニッションコイル 品番 U5170 3本セット 税込み 22280円

(ダイハツ純正品番:19500-B2040)

エッセには 前期 中期 後期の 3タイプが存在し、うちのエッセくんは おそらく前期型(平成19年 2007年7月登録)です。

(H17 2005年11月から H19 2007年9月生産までが前期型、H19 2007年9月から H20 2008年6月生産までが中期型、H20 2008年6月からH23 2011年9月生産までが後期型。だと思われます。エアコンベルトの品番が 前期中期後期で 異なることから推測しています。)

NGKの イグニッションコイル適合表を見ると

H17.11 - H18.12 NGK品番:空欄

H18.12 - H22.04 NGK品番:U5170 ⇒ ダイハツ純正部品:19500-B2040

H22.08 - H23.09 NGK品番:U5386 ⇒ ダイハツ純正部品:19500-B2051

こんな感じです。

エアコンのベルトとは 異なるタイミングで、適合する品番が変更されています。なななんと。

Wikipedia先生によると H22 2010年4月から JC08コールドモードへの対応にともなう ウンタラカンタラで 仕様変更があったらしいので、H22 4月付近で 点火系に 適合品番が変わるほどの大きな仕様変更があったことは 間違いないっぽいです。

イグニッションコイルの適合品番から推測すると、H17 2005年11月から H22 2010年4月生産までが前期型、H22 2010年8月から H23 2011年9月生産までが後期型 ということになります。ふむ。

みんなのカーライフを 読みあさった結果、後期型用の品番(NGK品番:U5386 ⇒ ダイハツ純正部品:19500-B2051)に換装している人もいるようです。

なんですが、失火検知による エンジンチェックランプ点灯の報告記事もあって、ここは大人しく H19 2007年の適合品番(U5170 ⇒ ダイハツ純正部品:19500-B2040)を選びました。

▲↑▲ これがもともとついていた イグニッションコイルです。

▲↑▲ ダイハツ純正部品では ありません。

株式会社アーネスト 品番 DHDI-0007 1本 税込み 5729円(のようです。)

おそらく 新車時に装着されていた純正部品が 壊れてしまい、交換されていたようです。

▲↑▲ NGKの 純正相当 互換部品に 交換します。

▲↑▲ NGKやデンソー、日立など 数社の有名メーカーの 純正相当品 互換品のイグニッションコイルが選べましたが、なんとなくNGKを選びました。

▲↑▲ カプラーも外しやすく サクッと交換完了です。

イグニッションコイルを交換すると、エンジンの1回1回の振動が 大きくなったような感じになりました。(回転が つながるような なめらかなフィーリングではなく、あらあらしい感じ。)

イグニッションコイルが どんな原理で動いているのか 仕組みをしっかり分かっていないので、なんともコメントできません。

それでも イグニッションコイルを変更すると、エンジンのフィーリングが変わることが 分かりました。

バッテリーを交換する

プラグとイグニッションコイル(ようするに点火系)を変更すると エンジンの ぶるぶる感が変わることが分かったので、ついでのついでで バッテリーも交換します。

▲↑▲ もともとついていたACDelco(どんな会社か よく分からず)の バッテリーの シリアルナンバーは 9GR04でした。2019年7月04日 韓国工場生産と読むようです。

▲↑▲ もともとついていた 40B19Lから 60B19Lに容量アップします。

パナソニックは グループ会社になっているので これも 詳しい社名などは よく分かりませんでした。

CAOS 標準車(充電制御車)用 品番 N-60B19L/C7 税込み 7970円

何か変化があるかなー?と 期待していましたが、バッテリーを変えても 何も変わりませんでした。

エッセ KFエンジン ガクブル現象まとめ

(エッセくん えぴそーど10)で ISCVとエアフロセンサーの清掃を 行っています。

みんカラちほーでは ISCVを清掃すると 不安定なアイドリングが落ち着いたり ガクブルが収まったりするような報告が掲載されていますが、そんなことはありませんでした。

エアフロセンサー(バキュームセンサー)の清掃は、少しだけ アイドリング時の振動が 収まったような そんな気がしました(たぶん気のせいです)。

アイドリング回転時の電力消費量を少なくすることと、アイドリング回転数をあげることによるアイドル時の発電量増量が、ガクブル現象に対して 効果が高い対策かと思われます。

なので アイドルアップレジスターを装着して アイドリング回転数を持ちあげることは とても効果的で 費用対効果も高い対策なのではないでしょうか。

ブレーキを踏んでいるかどうか(ようするに ブレーキランプを点灯しているかどうか)程度の 電力消費量の違いで、ガクブルを意図的に起こせたり 起こさなかったり コントロールすることができます。

ということは、ポジションランプなどの電球をLEDに交換したり、ハイマウントストップランプを取り外したりするような 消費電力の削減を行うことも、ガクブルに対して効果が高い対策かと 思われます。

(エッセくん えぴそーど12)シフトノブを自作します ⇒ エッセのシフトノブを作ります

(エッセくん えぴそーど10)ISCVとバキュームセンサーの清掃 ⇒ エッセのISCVとバキュームセンサーを清掃します