ウォールナットの天板をオイルでみがく パソコンデスク

ウォールナットのパソコンデスクを作りました。

組みあがった脚部分に 天板を仮合わせして、天板とのバランスを見つつ 天板の大きさを微調整します。脚には 赤松を、幕板には 山桜を それぞれ使っています。

天板を 幕板からどれくらいはみ出して 大きく作るのかによって、シルエットが変化して 机の雰囲気が変わります。

また、角度をつけて 側面を切り落とすことで 上から見たときに 天板の板厚が 薄く見えます。

ウォールナットの天板を仕上げる

ウォールナットの 天板の裏側に、反り止め金具を取り付ける穴と 幕板と天板を固定する穴を それぞれあけます。

机をひっくり返した状態で、下穴の位置を 現物合わせで ケガキ入れます。

必要な位置に 鬼目ナットを ねじこみます。ウォールナットは 針葉樹に比べると 硬い材料なので、亜麻仁油などのオイルを使いながら ダブルナットで ねじこまないと、鬼目ナットの六角穴を破壊してしまいます。

反り止め用の金具を作ります。長尺の鉄 チャンネル材?から 約30cmほどに 材料を切り出し、プライマー(ミッチャクロン)を吹いて つや消しの黒を吹きました。

▲↑▲ 完成して取りつけると こんな感じになります。取付ボルトはすべてM6を使っています。

ウォールナットの天板を オイルでみがく

天板の裏側に 下穴などの加工が終わったら、いよいよ表面を 仕上げます。

まずは 鉋(かんな)で 限りなく平面を作り出し、大きな凸凹がなくなるまで 表面を整えます。

180番から順番に 600番まで、空研ぎ用の紙やすりを使って 表面を整えます。

電動工具を使うと 夏目(やわらかい部分)ばかり削れてしまって 浮造りのようになってしまうので、少し時間はかかりますが 手作業で仕上げたほうが 平面が作りやすいような気がします。

反射を見ると 天板の歪みが 少なくできていることが おおざっぱに 確認できます。

亜麻仁油を ぬりこみつつ 800番の耐水性の紙やすりを使って さらに 磨きこみます。

力を入れないように注意しつつ 木目の流れる方向に ヤスリを動かして 気が済むまで 表面を整えます。

満足できるまで 時間をかけて みがきます。

ウォールナットのパソコンデスクを作りました

ウォールナットの天板を 幕板部分に取りつけて パソコンデスクの完成です。

部屋に運んで 木が落ち着くまで、ボルトは あまりギューギュー締めず、様子を見ます。

いつものように ビス穴を隠すための 木栓の頭に 細工を入れました。

ぶつけないように 注意しながら 部屋に運びいれました。

▲↑▲ 部屋の中(の光線)だと こんな感じの色味になりました。

市販されている家具のイメージだと、ウォールナットは もっと濃い茶色で 濃淡が少なく 悪く表現すると 単調な印象の材料だと 思っていました。

ところが、そうでもなくて。耳部分に近づくほど 色味に変化があって どっちかというと躍動感がある印象になりました。オイルを入れて 磨きこむ作業が とても楽しかったです。

完成してから 1か月くらい アジト(おうち)で使っています。山桜(ヤマザクラ)の色味が この写真よりも 濃い方向に変化してきました。

アジト(おうち)にあった材料の中から なんとなく 山桜を幕板に選びました。山桜もウォールナットも 刃物がほどほどに入りやすく 鉋(かんな)もかけやすく、とても使いやすい材料でした。

かっこよくできた(自己満足)ので 似たような写真を 何枚も撮ってしまいました。

大切に使います。

脚の組み方を 少しだけ詳しく書いています ⇒ ウォールナットのパソコンデスクを作りました