本当に申し訳ないのですが、学校の先生とは違う教え方をするときがあります。
学校の先生は
「赤信号は渡らない」
「信号が青に変わってから渡ろう」
と教えているとします。
僕(おじさん)はちょっと違います。
「赤でも青でも 車やバイクが こっちにむかって来ないことを確認しよう」
「赤のときは渡らない」
このように伝えています。
学校の先生と 塾の先生の 教え方が違う
本当にときどき お父さんやお母さんから こそっと伝えてもらうことがあります。「学校の先生と教え方が違うみたいなんですけど・・・」と。
本当に申し訳ないのですが、学校の先生とは 教え方が違うときがあります。
「赤は止まる」
「青は進める」
青信号の交差点を渡っていたとしても 車やバイクが ブーンと こちらにむかって来ることがあります。
ルールを知って 守ることよりも、危険かどうかを判断して 自身の安全を確保する能力を身につけてもらいたいと 僕は考えています。
だから僕は、学校の先生とは違う教え方をするときがあります。
できることよりも 分かること
「速さ」とは「単位時間あたりに進む距離」のことです。
「きはじ」「みはじ」などの公式をサクッと覚えることで、速さの問題は(ある程度までは)簡単に 解けるようになります(できるようになります)。
学校の先生は
「速さ」=「距離」÷「時間」
こうやって教えているとします。
僕(おじさん)は
「速さは 単位時間あたりに進む距離」
このように(結構しつこく)教えています。
「単位時間あたりに進む距離」を求めるためにはどうすればいいのか?というと 「進んだ距離」を「進むのにかかった時間」で割る必要があります。
「速さ」って ようするに何ですか?
という「速さ」に対する概念が しっかりと分かって かつ「単位量あたりの大きさ」の概念が頭にあれば、「速さ」を公式(「距離」÷「時間」)として丸暗記する必要はありません。
もちろん 受験が間近にせまった中学3年生や 定期テスト前のタイミングでは 公式もしっかり覚えて 確実な得点を狙います。
なんですが
時間に余裕があるときや 複雑化した速さの問題を解く必要があるときは「速さとは 単位時間あたりに進む距離」であることを しっかりと共有し、「速さ」の概念を分かってもらえるように(しつこく)努力しています。
「速さ」の概念に対する理解度の差は、分速と時速を換算する問題が出題されたときなどに 得点力の差として 分かりやすい形で あらわになります。
学校の授業や 教科書の順番と違う
僕(おじさん)は、教科書の順番よりも 勉強の効率(勉強時間に対してどれだけ得点できるようになったか)を優先しています。
(分数の)通分の概念を習うとき 教科書の順番どおりだと 上の絵のような図を見ながら 「1/2」と「2/4」が同じ値を意味することを学習します。
僕(おじさん)の場合は 教科書をちょっとだけ先取りして「分数は 計算をすすめる前の割り算」であることを 早めに伝えています。
「分数」は「計算をすすめる前の割り算」なので、約分や通分という 操作を行って表面上の数字(分母と分子の数)が変化しても、分数そのものが表す数の大きさは 不変なんです。
分数は それまで習ってきた数とは まったく異なる性質を持つ数の表し方です。分数の性質を 教科書の順番を飛び越えて 伝えることで、分かるまでの時間を大幅に短縮できます。
同時に 先の単元を予習できたことになるので、学校の授業が とても分かりやすく聞こえてきます。(すでに知っていることを もう1度復習する時間になるので)
学校の先生と 教え方が違います
そんなわけで 本当に申し訳ないのですが 学校の先生とは 違った教え方をしていることがあります。
もちろん
「学校の先生は 授業で こんな風にお話するかもしれない」ということを 事前に共有したうえで 「こんな考え方があります」というように教えています。
(迷子にならないように 慎重に案内しています。)
「ちょっと先の範囲を先取りします」ということも伝えています。喜ばれる場合と、「なんで先のことを勉強するの?」と質問される場合があります。
多くの場合「先取りしたことの効果」が表れてくるタイミングで 先取りすることが喜ばれるように変化します。
(中学校2年生なのに小学校5年生の内容に戻ったり 学習範囲を先取りしたり後戻りしたり 行ったり来たりしながら授業をすることが多いです。)
僕は 公教育(義務教育?)の先生では ありません。
ちょっと言い方が良くないかもしれませんが、学校の授業だけでは 学習範囲の勉強が よく分からなくなってしまったお客様に対して もっとずっと勉強が分かってもらえるような 教え方を全力で心がけています。
ですので、学校の先生と同じ教え方では 結果が変わらないことが多いので、学校の先生とは ちょっと違う教え方をしています。
(なんだか偉そうで申し訳ないです。)
というわけで 信号機などの例を出して 学校の先生と おじさんと 教え方が違うときがあるというお話を しました。
(やっぱり偉そうで ごめんなさい。)
速さがよく分からなくなったときに読むお話 ⇒ 速さの問題が分からないときに読んでほしい
分数の苦手を克服してほしい ⇒ 分数の苦手を克服してほしい