1枚板(テーブル天板)の反り止めにおける ささやかな工夫です。
▲↑▲このような形状の反り止め材を 天板に固定します。
デザインの都合で 木口をななめに切断しましたが ▲↑▲このようにビスを斜めに いれることで テーブル天板のギリギリまで 反り止めが効くようになります。
うむ。
モミの木を天板に使って サイドテーブルを組みました。
▲↑▲今回の もみの木サイドテーブル はこんな感じ。
前回作ったときは もみの木(天板)の反り(そり)に 悩まされました。
▲↑▲これが前作の もみの木サイドテーブル ⇒ もみの木で サイドテーブルを作りました
前作でも 天板の反りを抑制できる方向に 反り止め材を固定して 反り止めを試みていますが、端の方は 反り止めが効いていませんでした。
今回は、もうちょっとがんばりたい。
1枚板 テーブル天板の反りを止める
ななめ45度に 下穴(ザグリ穴も含む)を開けられるような治具を DMM.makeの3Dプリントサービスを使って3Dプリントします。
▲↑▲こんな感じ。
3Dプリントサービスを使って治具を作る ⇒ 3Dプリンターで 垂直に穴を開ける 治具を作る
治具を使うことで かなり正確に 入口と出口を狙って ななめ45度方向に 穴を開けることができるようになりました。
▲↑▲ザグリ穴と中心を合わせて(同軸上に)下穴を開ける治具も作りました。
▲↑▲このように 最初に開けたザグリ穴に 凸部分が収まることで 同軸上に下穴を開けられます。
▲↑▲この2つの治具を組み合わせて使うことで 方向と深さを かなり正確に狙って ネジが打てるようになりました。
▲↑▲反り止め材の先端近くで ビス(ネジ)を利かすことができます。テーブル天板の端(上の写真の左右はじ)で 反り止め材から天板が浮いてくるような現象を 抑えることが可能になりました。
日に当てて 天板の反りを戻す
反り止め材を組みつける前に 天板を日に当てることで 天板の反りを戻しました。
水分を含んでいる面が膨張し 乾燥がすすむ面が収縮する 木の性質を利用します。想像以上に短時間で 天板の反りを矯正することができました。
天板が おとなしく? 平面になった頃合いを見計らって 反り止め材をネジ止めしました。とてもイイ感じです。
モミの木 天板を作る
電動工具を使わずに 天板をみがきました。
モミの木は とてもやわらかい木です。(だと思います。たぶん。)
電動工具で削ると 浮造り(うづくり?)になってしまいます。前作の もみの木サイドテーブルは(意図せず)浮造り気味の仕上がりです。
80番⇒100番⇒120番⇒180番⇒240番まで とても時間が かかりました。平面が 整っているサンドブロックに サンドペーパーを貼りつけて、順目(ならいめ)の方向に じっくりと削りました。
最終的に TOPVALUのアマニ油を塗りこみました。
というわけで
モミの木 天板における 反り止め材の工夫でした。
ななめの脚を作りたい ⇒ 丸のこで 縦方向を 斜めに切りたい
前作の モミの木テーブル ⇒ もみの木 サイドテーブルの天板を作る
卓上丸ノコ用 45度切断の治具を作る ⇒ 卓上丸のこ用 45度切断の治具を 作る