卓上丸ノコ用に 45度切断が できる治具 を作りました。
卓上丸のこ 45度切断 治具
卓上丸ノコ用に 45度切断ができる治具を 作りました。上の写真のように 2本の角材が45度になるように締結した とても簡単な構造です。
卓上丸ノコ 45度切断 刃物の跡
HiKOKI(ハイコーキ)ブランドの 卓上丸のこ FC8FCを アジト(おうち)で使っています。
この卓上丸のこ FC8FCは、回転する刃物を左右に傾けること(傾斜切断)と ターンテーブルを回すこと( 角度切断)ができます。
すなわち 買ってきたまんまの状態で 斜め切断が 可能です。
なんですが
ターンテーブルを回す角度切断では、ターンテーブルの回転角度を 正確に測ることが難しい。
また、ノッチによって0度と45度に ターンテーブルが止まるようになっているんですが、その精度がなんとも怪しい。
刃物を左右に傾ける(正しくは向かって左側のみ)傾斜切断では、僕の使い方が悪いのか 刃物の跡が 切断面に残ってしまう。
という なんとも言えない問題がありました。
ということで
基本位置である0度の位置に ターンテーブルを固定した状態で 斜め切断(45度など)ができるような治具を作ります。
卓上丸のこ 角度の調整
回転する刃物を傾ける傾斜切断の角度を調整し、ここで なるべく正確な 45度を作りだし、2本のうちの1本の角材を45度で切断します。
限界まで首を振った位置で 首の根本にボルトが当たって 角度が保証されるような構造になっています。
なので、このボルトの高さを調整することで 首振り時の角度を 精密に 調整することができます。
45度が保証されているゲージを刃物に近づけつつ 刃物の角度が基板(まな板?)に対して45度になるように 調整します。
試し切りをすると こんな感じ。
うーん。どうだろう。
どのくらいまで追いこむべきか いつも ものすごーく迷ってしまいます。
気のすむまで 45度を追いこみつつ、上の写真のように 2本の角材を切りだします。
とはいえ
2本の角材を締結するときに 角材と角材の接触面に 薄い紙などをはさむことで 角度の微調整が可能です。
角材の締結
切り出した角材を固定します。
DMM.makeの3Dプリントサービスを使って作った治具が ものすごーく 大活躍していて 快感が ふつふつと わきあがります。心の底から楽しい。
3Dプリンターで治具を作るお話 ⇒ 3Dプリンターで 垂直に穴を開ける 治具を作る
加工したい材に対して かなり正確に 垂直な穴あけができるようになったので、深い穴を掘りこんでから ビス(ネジ)で固定することが可能になりました。
卓上丸のこ用 45度切断の治具
というわけで、卓上丸のこ用の 45度切断が 簡単に? 刃物の跡を残さずに 可能になる治具ができました。
上の写真 一番右側が 加工される材料になっています。
クランプに 工夫を加える必要がありますが 45度の切断が とても精度よく サクサクと行うことができるようになりました。
このように 刃物の跡が残ることなく とてもきれいな切断面を得ることができます。とても良い。
45度の精度が 想像以上にピチッと 出たので うれしくなって、この治具を使って 45度方向の穴あけが 地面に向かってできるような治具?を作りました。
こっちも構造はとても簡単で 45度に切断した角材を2本組み合わて固定しただけです。
熟練度?というか 慣れ?の問題も多いのかもしれませんが、45度などの 角度がついた穴あけが どうも苦手。
加工したい材料を固定する向きを変えることで、ドリルが 垂直方向に(地球の中心に向かって)掘れるようにしてみました。
こっちは なんとなく 思いつきで作ったので クランプが 思うようにかからず、もうちょっと改良する必要がありそうです。むー。
さて。
角度をつけた切断が いままでよりも 気軽に?精度よく?できるように なってしまったので、作ってみたいものが ものすごーく 増えました。
ななめの脚を切り出したい ⇒ 丸のこで 縦方向を 斜めに切りたい
3Dプリンターで 垂直に穴を開ける 治具を作る ⇒ 3Dプリンターで 垂直に穴を開ける 治具を作る