2020年度 令和2年度 神奈川県 公立高校入試問題 数学 過去問の解説です。令和2年度 共通選抜 学力検査問題 全日制 数学。
神奈川県 公立高校入試 2020年 数学 過去問 解説 問1
問1(ア)から(オ)まで
問1 ア)
負の数が 引き算されるとき 符号が反転して 足し算になる
イ)
分数の形にまとめて 約分操作を行いつつ 計算をすすめる
ウ)
有理化して 分母から根号を外して 計算
エ)
12で通分。カッコが外れるとき 符号の反転に注意する
オ)
カッコの中を 適当な文字に置きかえて 因数分解。元に戻す操作を 忘れないように注意。
神奈川県 公立高校入試 2020年 数学 過去問 解説 問2
問2(ア)から(カ)まで
問2 ア)
xとyに値を代入して 連立方程式を解く
イ)
容易に因数分解できないので、平方完成か 解の公式。 解の公式が簡単。
ウ)2次関数の変化の割合は、覚えておくと時間が短縮できる公式があるので 覚えるべき。
エ)大人1人の入園料を xとおいて 式を立てる。
オ)
5880を素因数分解する。平方数になるように nを求める。
カ)
円周角(と中心角)の定理を使う。円の半径にあてはまる線分は どこでも同じ長さになるので、二等辺三角形が できることにも 注意を配る。
神奈川県 公立高校入試 2020年 数学 過去問 解説 問3
問3(ア)から(エ)まで
問3 ア)
注目している弧と 対応する円周角に 分かりやすいような目印をつけると 状況が理解しやすくなる
イ)
似たような問題が毎年出題される。平均値を比較したいとき、合計まで計算できれば 大小の比較ができるので、時間短縮になる。
ウ)
相似を見つけること、高さが同じ三角形の面積比は 底辺の比になること、三平方の定理、これらを組み合わせると解ける。
ひらめかないと できないような問題に分類されるので、20秒考えて難しそうならば 後回しするべき。解ける問題を確実に解くことが 確実な得点アップ。
エ)
かみあっている歯車同士は 同じ時間あたりに すすむ(動く)歯数が等しいこと を利用して解く。
比例 反比例を使った歯車の公式?を まる暗記するよりも、構造と状況を理解できるような勉強を心がけたい。
神奈川県 公立高校入試 2020年 数学 過去問 解説 問4
問4(ア)から(ウ)まで
問4 ア)
1次関数の式から値を読んで 2次関数の式を求める。後半の問題だけど簡単なので、落ち着いて解きたい。
イ)
EとFの座標を求めてから 連立方程式を立てる。計算を間違えないように注意。
ウ)
共通な三角形ACDの面積を取り除くことで 三角形ADGと四角形BEDCを求める作戦。求める必要のある座標が多いので、後回しにしたほうがよい。
神奈川県 公立高校入試 2020年 数学 過去問 解説 問5
問5(ア)から(イ)まで
問5 ア)
6×6=36通りしか?パターンがない問題なので、迷っているよりも全部書き出した方が速いし うっかり間違いも少ない。絶対に 表を 書くべし。
イ)
3辺の長さがすべて異なる三角形を描くためには、立方体の対角線が含まれる。表を作ったうえで、どのパターンが3辺の長さがすべて異なる状況なのか、探しだす。
神奈川県 公立高校入試 2020年 数学 過去問 解説 問6
問6(ア)から(ウ)まで
問6 ア)
有名角の三角形なので 辺の長さの比は 絶対に覚えておきたい。もしくは三平方の定理をきっちり利用して 正三角形の高さを求める。
イ)
どの三角形を底面とするのかで、高さが決まる。簡単に高さが求まるような立体の置き方を考える。
ウ)
最短距離の問題は展開図を描いて求める作戦。相似な図形を利用して、計算時間を短縮する。
解答順序の攻略
「分かっていたのに できなかった!」⇒ これがいちばん モッタイナイ
10秒から20秒考えて、解き方の過程が思いつかない。似たような問題を見たことがない。
こんな問題を見つけたら、その問題は後回しにすべき。
問2 カ)
問3 ア)ii ウ)
問4 ウ)
問5 イ)
問6 ウ)
これらは ちょっと考えて難しいことを認識したのならば、後回し後回し。
平均点は 55.7点。中央値が含まれたのは51-60点。
ところで。
毎年 似たような問題が出題されていることに、過去3年分くらい過去問に取り組むと気がつくはず。
似たような問題の類題を何度も練習して、試験当日に向けて準備すべし。
2021年 令和3年 神奈川県 高校入試 数学 過去問 解説 ⇒ 2021年度 神奈川県公立高校入試問題 数学 過去問の解説