エッセ(ダイハツDBA-L235S)のクラッチを交換します。

エッセのクラッチを交換しました。(H19年2007年7月式)
停車中に1速に入らない症状が頻繁に発生するようになったので、ミッションを降ろしました。

▲ H23年(2011年)40795kmの時点でクラッチ交換履歴がある車でした。現在は2025年 107000kmです。約14年 60000km走行で、上記のような状態になるようです。

▲ ダイハツ マニュアルトランスミッション マニュアルトランスアクスル M5H-B6型だそうです。腰を痛めないように気をつけつつ、なんとか1人で持ち上がるくらいの重量です。

▲ エンジン側に残るクラッチカバー、クラッチ、フライホイールです。

▲ クラッチカバー、クラッチを取り外しました。

▲ クラッチカバーとレリーズベアリングが接触する部分の様子です。

▲ 摩耗状況は1mm弱くらいでした。

▲ クラッチディスクにインプットシャフトが接続される部分(スプライン形状)です。

▲ インプットシャフトに対するクラッチディスクの(軸方向の)摺動不良、リテーナー部分に対するレリーズベアリングの摺動不良によって、クラッチの切れ不良が発生するそうです(たぶん)

▲ クラッチのセンター出しに苦労しつつ、クラッチディスクとクラッチカバーを元に戻しました。

▲ 塗りすぎに気をつけつつ、クラッチグリスを塗りました。

時間はかかりましたが、素人でもクラッチが交換できました。
停車中に1速に入らない症状は9割くらい改善しました。クラッチ交換後も時々ひっかかりを感じて、クラッチペダルを踏み直す必要があります。

ここから先は、クルマノコトガヨクワカラナイ素人によるウダウダです。クラッチ交換はまぁまぁ大変でした。
ミッションを降ろすまでに周りの部品も取り外す都合で、ついでに交換できた部品が多くありました。交換した部品のリストです。
- クラッチディスク
- クラッチカバー
- レリーズベアリング
- レリーズフォーク
- レリーズレバー
- デフオイルシール
- フライホイール
- クランクシャフトオイルシール(ミッション側)
- エンジンマウント(左右)
- ラジエター
- ラジエターホース
- サーモスタット
- 電動ファンアッシー
- ヒーターホース
などなど。
エッセのクラッチを交換する
エッセのクラッチを交換します。

▲ 運転席側エンジンマウントだけを残した状態で、助手席側エンジンマウントと後ろ側エンジンマウントを取り外します。エンジンとミッションを助手席側に少し傾けた状態でエンジンとミッションを切り離し、ミッションを降ろします。
エンジンを支えておくジャッキとミッションを支えておくジャッキが別々に必要です。

▲ エンジンとミッションを少し傾けることによって、この部分の干渉を回避しつつミッションとエンジンを切り離します。

▲ エンジンとミッションを助手席側に傾けることで、このようにフレームとの干渉を回避しつつ、エンジンとミッションを切り離します。
大まかな流れは、(助手席側と後ろ側のエンジンマウントのボルトがゆるむことを確認する)⇒(エンジンとミッションを締結しているボルトがゆるむことを確認する)⇒(エンジンとミッションを傾けつつエンジンとミッションを分離する)⇒(ミッションを降ろす)こんな感じです。
もし緩めることができないボルトに出会うと、そこで作業が止まります。すべてのボルトに工具がかけられること、ボルトをちょっとだけゆるめてすべてのボルトが脱着できることを、最初に確認しました。
助手席側エンジンマウントを外す
助手席側エンジンマウントを外します。

▲ 助手席側エンジンマウントはバッテリーの下に隠れています。
助手席側エンジンマウントのボルトに工具をかけられるように、バッテリーなどの周辺の部品を外します。

▲ バッテリーを外します。いろいろな部品がどうやって組んであったのか分からなくならないように、とにかく写真を残しておきます。

▲ この部分のクリップを外しておくことで、ハーネスが少し動くようになります。ミッションを降ろすときにエンジンを傾ける都合で、ハーネスがつっぱらない方がいいと思ったので外しました。

▲ バッテリーを外し、バッテリーのトレイを外し、バッテリートレイの取り付け金具部品を外し、バッテリートレイ取り付け金具の取り付け金具部品?がこの写真です。この3層目の取り付け金具部品は助手席側エンジンマウントにも固定されているので、取り外す必要があります。

▲ 助手席側エンジンマウントのボルト(上から3本と下から1本)が緩められることを確認します。
セルモーターを外す
セルモーター(エンジンスターター?)を外します。

▲ オルタネーター(発電機)を外すと、セルモーターが見えます。

▲ セルモーターを固定しているボルト2本のうちの1本(写真左側)に工具をかけるために、エンジンハーネスを支える金具とインテークマニホールドを支える金具を共締めしているボルト(写真右側)を外す必要があります。

▲ エンジンハーネスを支える金具をずらすことにより、写真右側のボルトに工具がかかります。(H19年2007年7月式のMTエッセは、ボルト2本でスターターが固定されていました。)

▲ 外したセルモーターです(純正部品番号:28100-B2050 デンソーの部品番号?428000-4160)L235Sエッセのセルモーターは年式によって品番と固定方法が異なるようです。
後ろ側のエンジンマウントを切り離す
後ろ側のエンジンマウントと、ミッションに取り付けられているブラケットを切り離します。

▲ 後ろ側のエンジンマウントを切り離しても、助手席側のエンジンマウントと運転席側のエンジンマウントが固定されていれば、エンジンとミッションは落ちてきません。

▲ 正しい名前は分かりません。後ろ側エンジンマウントの固定金具です。

▲ フライホイール下半分をおおっている黒い部品も取り外します。

▲ 運転席側のデフサイドオイルシール(ドライブシャフトのオイルシール)を(ミッションを車載したまま)交換するのならば、ここまで分解してあると指が届きやすそうです。
エンジンとミッションを固定しているボルトを外す
エンジンとミッションを(ミッション側から)固定しているボルトに工具をかけるために、ラジエター(ラジエーター)を外します。

整備が上手な人達は、ラジエータを外さなくても大丈夫なようですが、ワタシハシロウトなのでラジエーターも外します。

▲ 左右のフレームをつないでいる補強部品を外すと、ラジエターが取り出せます。エアコンのコンデンサーは車体に残します。

▲ ラジエターホースがないことで、ミッション前側のボルトに工具がかけやすくなります。

▲ O2センサー(オーツーセンサー?)もミッションを降ろすときに引っかかりそうなので取り外しました。

▲ この4本のボルトに工具をかけて、緩められることを確認しました。
トランスミッションを降ろす
エンジンからトランスミッション マニュアルトランクアクスルを降ろします。

エンジンとミッションを締結しているすべてのボルト類が外れていることを確認します。ミッションを助手席側に向かって、優しく?コンコンたたきながらユサユサゆすってあげると、エンジンとミッションが分離します。

▲ エンジンにもミッションにも独立してジャッキをかけて、前後左右の位置を調整しつつ、ミッションをエンジンから切り離します。

▲ ミッションが着地しました。

▲ ミッションをこのような向きにして、助手席側のタイヤハウスから車外に引き抜きます。

無事に?ミッションを降ろすことができました。
(説明を大幅に省略しています。ミッションを降ろすときに邪魔になりそうな部品はなるべく取り外しています。)

▲ 取り外されたマニュアルトランクアクスル(M5H-B6型)です。
ミッションにも高さがあるため、ミッションをエンジンルームから引き抜けるような高さに車体を持ち上げておくこと、ミッションを上下させるジャッキに十分なストローク(高さ方向の作動量)があることを事前に確認しつつ、作業を進めました。

(エッセくん えぴそーど24)いよいよクラッチを交換する ⇒ エッセのクラッチを交換する 後編

(エッセくん えぴそーど22)継続検査を受ける ⇒ エッセの車検を受ける