エッセ(ダイハツDBA-L235S H19年2007年7月式)のクラッチを交換します。の続きのページです。

エッセのクラッチを交換する 前編の続きです。
クルマノコトガヨクワカラナイ素人によるウダウダです。見て見ぬふりをしながら、そっ閉じください。
クラッチカバーを外す
クラッチカバーを外すと、クラッチディスクが外れます。

▲ フライホイールに回り止めをして、クラッチカバーを外します。某やふーフリマサイトに出品されていたフライホイールロックツールを購入しました。使い方に工夫?が必要ですが、とても使いやすい治具でした。

▲ 取り外したクラッチディスクです。リベット周辺に注目すると、残量は十分に残っているように見えます。

▲ 緑色の印がクラッチカバーとフライホイールにしるされています。
ダイハツのサービスマニュアルを読むと、クラッチカバーとクラッチディスクの大きさを識別するマークと書いてあります。
(この緑色の印が、クランクシャフトに対するフライホイールの位相(6通り選べる)と、フライホイールに対するクラッチカバーの位相(3通り選べる)を決めるマーキングだと思っていました。が違うようです。)

▲ 交換部品として用意したアイシンのクラッチカバーには、分かりやすい印などはありませんでした。
フライホイールに対して、クラッチカバーは3通りの位置(位相)で組み付けることができてしまいます。(クランクシャフトに対しても、フライホイールは6通りの位置で組み付けることができてしまいます。)
どの位置が正解か分からないので、悪い意味で適当に位置を決めて組み付けました。組んでからしばらく走っていますが、今のところ問題は起きていません。
(もしくは、それらの位相は特に気にせず組んでもいいのかもしれません。ヨクワカリマセン。)
フライホイールを外す
フライホイールを外します。

▲ フライホイールロックツールを使いつつ、フライホイールボルトを6本外します。

▲ 状態が良いのか悪いのか?よく分かりません。

▲ クランクシャフトリヤオイルシール(クランクシャフトのトランスミッション側のオイルシール)です。
(クランクシャフトとフライホイールにも位相があるものだと思ってマーキングをしています。しかし、どの位相で組んでもどうやら大丈夫なようです。)
ここから折り返しです。
クランクリヤオイルシールを交換する
クランクリアオイルシールを交換します。

▲ (クランクリヤなのかクランクリアなのか、どちらの表記が正解なのか分かりませんが)オイルシールが外れなくてかなり苦労しました。
最初にピンポンチを使ってエンジン側に向かってオイルシールを叩きこみ、固着を解消します。それからストレートの片持ちのオイルシールプーラー(19-379)を使って、オイルシールを引き抜きました。

▲ このようにオイルシールにカッターで切込みをいれて、オイルシールプーラーのツメを挿し込みました。(クランクシャフトに傷を入れそうで怖かった)

▲ オイルシールプーラーのツメをオイルシールの金属部分にひっかけて、数か所に分けてゆっくりと力をかけていくとオイルシールが外れました。(とても難しかった)

▲ 新しいオイルシールをリヤオイルシールリテーナー?とツラ(面)になるまで打ちこみました。(ダイハツ純正部品番号:90043-11434)

▲ フライホイールボルト用のネジ穴をタップを使って掃除します。(M10×1.25)エンジン内部にゴミが落ちていかないように、できるだけ注意しながら作業しました。
軽量フライホイールに交換する
(冷静さを失って)軽量フライホイールに交換します。

▲ POWERHOUSE D.T.M 純正加工の軽量フライホイール(いただいたメールには約780g軽量化されていると記載がありました)です。
(POWERHOUSE D.T.M こちらのお店の店主様、親切で素晴らしい人でした。)

▲ フライホイール組み付けボルト(ダイハツ純正部品番号:90048-01037)フライホイールボルトの締め付けトルク(78±4.7Nm)
(クランクシャフトに対して位相を決める目印がありません。ので適当に組みました。今のところモンダイナシ)
フライホイールボルト(ダイハツ純正部品番号:90048-01037)
クラッチとクラッチカバーを交換する
クラッチとクラッチカバーを交換します。

▲ 株式会社アイシン L235Sエッセ用 クラッチディスク(DD-036V)、クラッチカバー(CD-018)他車種用の流用などは行わず、純正部品の互換品です。

▲ クラッチカバーを固定するボルト(ダイハツ純正部品番号:90119-08079)は、色が黒色になっていました。

▲ モノタロウ(株式会社MonotaRO)のセンター出しツール(ユニバーサルクラッチ アライニングツール)は、まったく役に立ちませんでした。
このクラッチセンター出し治具を使ってクラッチディスクとクラッチカバーを取り付けても、上手にセンターは出ません。(使い方の問題もあると思いますが、素人の私にはできませんでした。)

▲ というわけで、クランクシャフトに対してクラッチディスクの中心を目視で合わせつつ、クラッチカバーのボルトを締めました。(なかなか上手くいかず、ごにょごにょと何度もやり直しました)

▲ クラッチカバーボルトの締め付けトルク(18.2±3.4Nm)フライホイールボルトもクラッチカバーボルトも、ミッションを降ろさないと増し締めできないので、ちゃんと締まっているかどうか不安です。
クラッチカバーもフライホイールに対して3通りの位相で組めてしまいます。(本当はどこかに合わせマークなどがあるのかもしれませんが、)分からなかったので適当に組みました。
レリーズベアリングを交換する
クラッチレリーズベアリングを交換します。

▲ クラッチディスクの粉?でぐちょぐちょなので、まずはこれをきれいにお掃除します。

▲ 前回のクラッチ交換から約60000万キロ走行でこのくらい汚れるようです。

▲ レリーズフォークレバー、レリーズヨークなども交換します。レリーズフォークレバーのシャフトとレリーズヨークを締結しているボルトを外すために、ロックワッシャーのツメを起こします。
(ヨークの語源は馬具のくびき、フォークの語源は食器のフォークだそうで?どっちも語源となる道具に形状が似ているからつけられた呼び名っぽいです)

▲ ロックワッシャーのツメを起こした様子。小さめのプライヤーを使って作業しました。

▲ クラッチディスクの摩擦材が削れた粉や、摺動部から飛んだ油などが混ざった汚れを落とします。

▲ レリーズベアリングが摺動する部分(リテーナーと呼ぶらしい)が偏摩耗(へんまもう)偏った減り方をしています。この部分はミッションケースの一部なので、交換が容易にできません。
紙ヤスリを使って、なんとなく表面を整えてお茶を濁します。

▲ 交換した部品です。
クラッチレリーズフォークレバー(ダイハツ純正部品番号:31302-97203)、樹脂のブッシュ(ダイハツ純正部品番号:90043-86081)、レリーズベアリングを戻すスプリング(ダイハツ純正部品番号:90045-08170)、ロックワッシャー座金(ダイハツ純正部品番号:90042-15052)、レリーズレバーのシャフトとヨークを締結するボルト(ダイハツ純正部品番号:90041-01317)、クラッチレリーズフォークのヨーク部分(ダイハツ純正部品番号:31223-B2010)

▲ レリーズベアリングは社外品です。(日本精工株式会社:44TKZ2801J1R)

▲ 最低限にグリスを塗りつつ、バネのかけ方などに注意しつつ、元に戻していきます。

▲ レリーズベアリングと相手になるリテーナーの摺動部分、インプットシャフトとクラッチディスクが摺動するスプライン形状の部分には、大東潤滑株式会社(LIQUI-MOLY リキモリ?)のクラッチグリース(LM-0201)を塗りました。
エッセのクラッチを交換する
クランクリアオイルシール、フライホイール、クラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリングなどの交換がおわったので、元に戻します。

▲ トランスミッション(マニュアルトランクアクスル)は、こんな向きで車体にもぐらせます。(ちょっと知恵の輪っぽい感じになります。)

▲(2か所ある)ノックピンの周囲を見ながら、エンジンに対するトランスミッションの位置を合わせていきます。
フライホイールをゆするようにちょっとだけ回すことで、(クラッチディスクとインプットシャフトの)スプラインの勘合(凸凹?)を合わせつつ、クラッチディスクに対してインプットシャフトを挿し込んでいきます。

▲ トラスミッションに対しておよその位置が分かるような目印をつけておくと、トランスミッションを持ち上げる高さが把握しやすかったです。
クランクシャフトに対するクラッチディスクの位置がしっかりと合っていれば(キチっとセンター出しができていれば)、本当にサクッとエンジンとミッションが組み合います。
そんなにゴリゴリとグリグリとしなくても、エンジンとミッションのすき間がなくなるまで両者の位置を合わせることができました。

そんなわけで、無事に元に戻すことができました。
信号待ちなどの停車中で1速に入らない(ギヤはニュートラルでエンジンをかけて停車中から、発進するためにクラッチペダルを踏んでギヤを1速に入れようとすると、ギヤが1速に入らない)症状は、9割くらい解消しました。
信号待ち10回に1回くらいは、相変わらずギヤが入らない症状が出ます。(力をこめて無理やり押し込めば入る感じです)
ギヤが入らないときは、シフトレバーをニュートラルに戻して踏んでいたクラッチペダルを離し、もう1度クラッチペダルを踏んでギヤを1速に入れればギヤが1速に入ります。
(ニュートラルの状態でクラッチをつなぐことでインプットシャフトを回転させて、何かの位相を変化させるとギヤが入るようになるのだと思います。)

(エッセくん えぴそーど25)クラッチ交換と同時に交換した部品の紹介 ⇒ エッセのクラッチを交換する 続編

(エッセくん えぴそーど23)トランスミッションを降ろす ⇒ エッセのクラッチを交換する 前編