3Dプリンターで 垂直に穴を開ける 治具を作る

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3Dプリンターを使って 垂直に穴を開けるための 治具を作りました。

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垂直 穴あけ 治具 3Dプリント ダボ 木工 ドリルガイド DMM.make

DMM.makeの 3Dプリンターサービスを使って 垂直に穴を開けるための治具を作りました。

3DCADを使ってモデリング ⇒ stl形式で保存 ⇒ DMM.makeにデータをアップロード ⇒ 造形できるかどうかモデルチェック ⇒ 造形可能ならば出力 ⇒ 手元に到着!

この流れを ざっくりと紹介します。

無料 フリーで使える 3DCAD

無料で使える3DCADソフトがいくつかありまして、ググるとヒットします。

商用利用を考えていないのであれば Autodesk.incが提供している Fusion360が おすすめです。Californiaにある会社です。

3DCADの使い方は、基本はどれも似たようなものです。最初のうちは どんなソフトを使っても 大差はありません。

youtubeに 3DCADの使い方講座が 大量にアップロードされているので、それらの動画を見ながら ちょっとずつ勉強すると、誰でも使えるようになります(たぶん)

今回プリントしたような単純形状なモデリングであれば、パソコンのスペックは あまり高い必要がありません。

実際にいくつかモデリングをしてみて、動作が遅くなってから パソコンの買い替えを検討したほうが、お財布へのダメージが少ないです。

DMM.makeの 3Dプリントサービス

stl形式で保存して DMM.makeに アップロードします。

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モデルチェックから造形可能状態になるまで数分で完了します。

すごい。

また、自動処理のモデルチェックをすり抜けたとしても、薄肉な部分だったり 狭すぎるスリットだったり 造形時に不良がでそうな部分を、DMM.makeの中の人が教えてくれます。

想像するに、3D出力する前に 不具合なく 出力できるのかどうか 全部検査しているんだと思います。

とっても すごい。

材質は たくさんの種類から選べます。

僕はいつもPA12GBを選んでいます。ポリアミドという素材の一種です。ナイロン?が有名な商標だった気がします。

どの素材が 必要とする部品に適しているのか。こればっかりは 何回かプリント出力を試してみて 使ってみるしか 方法がありません。

どの程度の精度で 出力されるのか、どの程度の強度があるのか、何度かプリントを繰り返すと、分かるようになってきます。

垂直に穴を開けるための治具 3Dプリント 木工

3Dプリントを発注してから到着まで およそ1週間ほどです。

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今回は、このような形の治具を作りました。ドリルガイドです。

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加工される材料を 確実に固定(クランプ)できつつ、ドリルドライバーの邪魔にならないような形状を意識しました。

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加工する材料をはさみこむとき 必ず同じ方向に材料が寄せられるように クチバシの左右で 曲げ剛性が変わるような形状にしました。

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ノゾキアナを作って 穴の加工位置を 確認できるようになっています。

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1度治具を作ってしまうと 穴位置を下書き(ケガキ)する時間を ものすごーく 短縮することができます。

そして とっても 正確な位置に 加工することができます。

穴の中心に 垂直に 穴を開ける 治具 木工

穴の中心に 垂直に 穴を開ける治具も 作りました。

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開いている穴の内径に一致するような でっぱり おへそ?を作っただけの 単純な仕組みです。

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必要な穴の内径にあわせて 何種類か作ると 作業効率があがります。

似たような部品が 少ない手間で 手に入ることが、3Dプリントの魅力のひとつです。

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3Dプリントによる治具製作。

めっちゃ便利で 沼(ヌマ)にハマっています。

垂直に穴を開けるための 治具の治具を作るお話 ⇒ 垂直に穴を開けるための 治具の治具

卓上丸ノコ用に 刃物跡が残らない 45度切断が できるような治具を作るお話 ⇒ 卓上丸のこ用 45度切断の治具を 作る